「分解発音」とは(3) 

 

         英語の「音のつながり」と「音の変化」

 

 

■ 次の単語を発音してみてください。

 

    色紙     歴史     

 

 私達日本人は、次のように発音しているつもりでいます。

 

    し    き    し      れ   き   し

   shi  ki  shi     re  ki  shi

 

 本当にそうでしょうか。

 何度も発音して確認してください。

 

     ↓

 

     ↓

 

     ↓ 

 

 日本人は全ての「子音」に「母音」を付けているわけではありません。

 無意識に「子音」と「子音」をつなげて発音していることもあるのです。

  実は日本人は「色紙」と「歴史」を次のように発音しています。

 

    し    き     し       れ    き    し

   sh  ki  sh(i)     re  ksh  sh(i)

      【キィ】               【キシ】

 

 「歴史」の「キ」には「母音」は付かずに「sh(シ)」が付いているのです。

 この「キ」は、日本人の耳には1つの音に聞こえますが、実は2つの子音を

 同時に発音する音だったのです。

  自分の口の中に意識を集中して、何度も速く繰り返してみてください。

 「レ キシ シィ」と発音しているのが分かると思います。 

 

  ★ 音声で確認してください →  こちら 

 

      し  き  し      れ  き  し

         キィ                 キシ 

 

                * 「シ」にも様々な発音がありますが、

           ここでは取り上げません。

 

 

 

■ 次の単語にも「き」が含まれています。発音してみてください。

 

    記者     気象庁 

 

 これらの「キ」の発音は同じでしょうか、それとも違うでしょうか。

 何度も発音して確かめてみてください。 

 

     ↓

 

     ↓

 

     ↓ 

 

 どちらも同じ「キシ」です。

 「キ」は、その後に「シャ シ シュ シェ ショ」が来ると、

 「キシ」に変化します。

 

    記  者         気    象   庁

    キシ シャ        キシ ショウ

 

  次のように「キ」に「母音」を付けてしまうと、とても違和感のある発音に

 なってしまいます。

 

     記  者         気  象  庁

     キィ           キィ 

 

  ★ 音声で確認してください →  こちら

 

   記 者      記 者       気 象庁   気 象庁

   キィ    キシ          キィ     キシ

   ×     〇         ×      〇

 

           * 関西方面では、全てに母音を付ける傾向があります。

 

 

 

■「キシ」は英語の発音にも使われています。

 

    a(c)tion      di(c)tionary        se(x)ual

 

 日本人の多くは、「ディ(ク)ショナリー」「セ(ク)シャル」のように発音

 しがちですが、その発音には余計な母音が入ってしまいます。

  正しい英語発音は次のようになります。

 

  ★ 音声で確認してください →  こちら

 

    a(c)tion      di(c)tionary        se(x)ual

     キシ       キシ          キシ

 

             * これらの単語の中には、今回取り上げていない法則も

        含まれています。

 

 

 英語には、日本語以上に「子音+子音」のつながりが数多く存在します。

 今まで私達は、それを耳で聞いてマネしようと努力してきました。

 でもそれには限界がありました。

  同時発音の「クス」や「キシ」というカナを知らなければ、何度聞いても

 「c」は「ク」に聞こえていたことでしょう。

 

 では次に「単語+単語」の「音のつながり」について説明いたします。

 

 

*「キシ」というカナや説明内容は、私の著作物であり分解発音の

法則の一つです。指導許可を得ずに教育や出版に使用すること

をお断りいたします。

 

 

     「分解発音とは(4)」へ続きます  →  こちら

 

 

 

 

 

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